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認知症保険を発売して現役世代の負担を軽減する……ライフネット生命が保険に掛ける思いとは

2024年4月1日、ライフネット生命は新たに認知症保険「be」の発売を開始しました。
「子育て世代の保険料を半分にして、安心して子どもを産み育てることができる社会を作りたい」という思いで生まれ、若い世代の負担軽減に取り組むライフネット生命が、認知症保険の発売に踏み切ったのにはある理由があります。


エーザイとライフネット生命が共同開発した認知症保険「be」


ライフネット生命の認知症保険「be」は、2022年8月より協業に向けた資本業務提携契約を締結したエーザイ社と共同で開発を行いました。
認知症保険「be」の特長として、次のような点が挙げられます。

使い道が縛られていない一時金タイプ

認知症保険「be」では、生まれてはじめて認知症と診断確定された場合に、100万円~300万円の一時金を受け取れます。
「入院をした」「手術をした」といった条件ではなく、「診断された」場合に受け取れる一時金なので、認知症に伴う介護にかかるお金として使うこともできます。住宅のリフォーム費用や、介護用ベッドの購入、月々の介護費用にも充てられます。
認知症保険「be」は40歳~70歳までの方が申し込みできます。

※認知症保険の責任開始日は、申込日からその日を含めて181日目が責任開始日です。
※診断確定には所定の条件があります。

ネット申し込みで初の「軽度認知障害(MCI)」への手厚い保障を用意

さらに、「軽度認知障害(MCI)」についての保障を手厚くできることも注目のポイントです。

軽度認知障害(MCI)とは、もの忘れなど認知機能の低下は起こっているものの、認知症と診断されるまではいかない、「認知症の一歩手前」の状態のことをいいます。
軽度認知障害(MCI)の段階から治療を受けることで、認知症への進行を遅らせることも可能だとされています。

社会生活に支障なし:健康な状態・軽度認知障害(MCI)、社会生活に支障あり:認知症

治療薬が承認されたことを受けて、保険会社の販売する認知症保険でも、この軽度認知障害(MCI)への保障を備えるものも出てきています。
その中でも、認知症保険「be」は保障も認知症診断一時金額の10%または20%(10 万円から60 万円)と、幅広く設定できるのが特徴です。ネットで申し込みが完結できる商品の中では、軽度認知障害(MCI)に対して20%の保障を用意したのは認知症保険「be」が初※となります。

※ネットで保険申込ができる認知症保険において(2024 年 3 月 8 日現在、ライフネット生命調べ)

どうして「be」という名前をつけたのか? 込められた思い

今回の認知症保険「be」の名前は、他の商品と比べると少しシンプルな商品名になっています。
「be」というと、中学などの英語の授業で習うbe動詞……人がそこにいる、存在する、そこにあるという状態を表すときに使われる単語を思い出すかもしれません。

この「be」では、軽度認知障害(MCI)や認知症の当事者の方やそのご家族が、認知症と共生していく中で「社会の一員としてここにいる」、「私が私らしくある」ということを感じられるように、という思いを込めています。

日本では現在、「認知症との共生社会」実現を推進する動きが活発になっています。
たとえ認知症となったとしても、自分らしい生き方で日々の暮らしを続けられるように。尊厳を失わず、社会の一員としてあり続けられるように。
ライフネット生命も保険商品を通じて、そうした社会づくりに貢献し、認知症とともに生きる人々を支えていきたい。そんな思いを込めて、「be」という名前が発案、決定されました。

若い世代の負担軽減に取り組むライフネット生命がなぜ「認知症保険」なのか


では、若い世代の負担軽減に取り組むライフネット生命が、なぜ今「認知症保険」を発売したのでしょうか。不思議に思われる方もいるかもしれませんが、これにも理由があります。

日本の将来を支える現役世代の負担は年々重くなっている

高齢化の進む日本では、認知症は深刻な社会課題ともいえるものです。認知症当事者の方やご家族の方の費用負担はもちろん、現役世代の経済的負担の増加にもつながるためです。

認知症の治療には多くの費用が必要となりますが、公的医療保険が適用されるため、ある程度の費用負担は軽減されます。
しかし、公的医療保険の使用頻度が増えると、その費用をまかなうための財源を用意しなくてはいけません。

そうなると、社会保険料の増額などで対応せざるを得なくなり、現役世代の負担が増えることにつながりかねません。事実、現役世代の支払う社会保険料は増加傾向にあります。

認知症の予防を進めることが若い世代の負担軽減につながる可能性

こうした現状から、ライフネット生命は「認知症になる前の予防が可能な段階で手を打つ」ことに着目しました。

認知症の一歩手前である軽度認知障害(MCI)の段階での発見・治療が一般的になれば、認知症当事者の方、そのご家族やパートナーの方がこれまでとほぼ変わらない日常を過ごせる可能性もあります。
また、現役世代の負担が増える負のスパイラルにも歯止めがかけられることが期待できます。

認知症保険「be」を40代以上のみなさまの認知症に対する「自助」に活用していただくことで、社会全体の負担軽減の一助となればと願うばかりです。

認知症の当事者もその家族も支え共生していける社会を目指して


認知症を発症した人がそれまでと同様に自分らしい生活を送れるようにするためには、認知症の早期発見が重要です。
安心して治療や予防に取り組みながら、認知症の当事者の方もそのご家族の方たちも日常を過ごせる社会を目指して、ライフネット生命は今後もさまざまなパートナーと協力をして取り組んでまいります。

構成・文/年永亜美(ライフネット生命公式note編集部)

商品ページはコチラ⇒ 認知症保険「be」

※この記事では商品の概要を説明しています、詳細はウェブサイト等をご確認ください。

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