女性専用の医療保険選びのポイント【保険なるほど相談室】Vol.7
「入らなきゃ、とは思っているけれどよくわからなくて……」、保険を選ぼうとしたときにそんなことを思う方もいるかもしれません。ファイナンシャル・プランナーの黒田先生にアドバイスをいただきながら、少しずつ保険のことをお伝えしていきます。
今回は女性専用の医療保険について、見ていきましょう!
女性専用の医療保険選びのポイント
医療保険には、女性特有の病気に手厚い「女性専用の保険」があるのをご存じですか?
入院・手術がカバーできる一般的な医療保険と基本的な構造は一緒です。そのうえで、どのような人が加入を検討するといいのかを考えてみましょう。
女性向けの手厚い保障って必要?
女性保険とは、医療保険の病気やケガでの入院や手術への保障に加えて、女性特有の病気が原因の場合はさらに保障が上乗せされるタイプの保険です。
「女性特有の病気」という名前の通り、乳房や子宮などのがんや、子宮内膜症といった病気はもちろんですが、帝王切開や切迫早産などの妊娠・出産に関するトラブルも保障の対象になる可能性があります。これらの病気で入院をした場合などに、通常の給付金に上乗せした金額を受け取れるという保障が一般的です。
一般の医療保険であっても、他の病気やケガと同じように、女性特有の病気も保障の対象です。一方で、女性は男性よりも入院などの機会が多いともいわれています。病気の治療中や治療後にウィッグの購入など見た目のケアにお金を使いたいときもあるでしょう。これらの不安にしっかり備えたい方には、女性保険は頼れる味方になりそうです。
妊娠・出産を希望する人は早めの検討を
病気にかかった後や妊娠・出産でのトラブルが起きた後では、女性保険や一般の医療保険に入りにくくなる可能性があります。一部の病気や妊娠・出産でのトラブルが保障の対象外となることもあります。
女性に特有の病気に不安がある方や妊娠・出産を希望する人は、早めに検討をして、しっかり備えておけると安心ですね。
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監修/黒田尚子
構成・文/年永亜美(ライフネット生命公式note編集部)