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20代最後の年[ライフネット生命社員ブログ]

新卒(26歳)でライフネット生命に入社した山本。我々編集部としては、入社直後の山本から大幅に予想を超える文字数の社員ブログ原稿が送られてきたことを思い出し、その頃よりもオトナな文章になったことに感動をしている今日この頃。20代だった彼が30代を迎えるなんて感慨深いものです。
人生の節目をライフネット生命で過ごした彼の振り返りブログ、ぜひご覧ください。



2023年に私は29歳となり、2024年にいよいよ30代に突入します。
年を重ねるごとに時間が過ぎるのが早くなるとは聞いていましたが、10代に比べると、20代はあっという間に過ぎ去っていった気がします(まるで駅伝の応援をする際に、ランナー達が目の前を一瞬で走り抜けていくように)。

今回、終わりゆく20代を振り返り、20代最後の1年間、つまり2024年をどう歩んでいくかを考えるキッカケにしようと思います。


〇20歳~23歳(大学生)


私は1年間浪人をしていたので、大学1年生の時に20歳になりました。
20歳の誕生日は、世界三大紅茶のひとつとして有名なインドのダージリンという街に滞在しており、高地がゆえに酸素は薄く、気温も低い中、水しか出ないシャワーの宿で20歳の誕生日を迎えました(へックシュン!)。

このインド行きは人生で初めて自分の意思で決断した海外渡航であり、これをキッカケに、大学生のうちは自分が行ってみたい外国に(経済的に許す範囲で)ドンドン行ってみようと思うようになりました。

例えば、英語を勉強するためにフィリピンへ1人で行ってみたり、ドイツでブラブラと鉄道旅をしてみたり、けん玉を普及させるために真冬のモンゴルに行ってみたりなど。
実際にその国へ行き、そこの空気を吸い、そこで生きる人々との交流を通じて、世界の広さと同時に自分の小ささを肌で感じることができました。

私が20歳を迎えたインドのダージリンです。天気が良いとヒマラヤ山脈が見えます

そんなこんなで、気づけばあっという間に大学4年生。
周りの友人は就職先や大学院への進学を決める中、私は自分の進路を決められない日々を過ごしておりました。

何を血迷ったのか、数学を専攻していたにも関わらず、何の知識もないのに興味本位で文学部の大学院を受験し、ものの見事に不合格になったりするなど、人生で最も迷走していた時期だったように思います。

そんな風にモヤモヤとしているとき、親から「大学生になったら海外留学をしたいって言っていたんだから、留年してでも海外留学してみなさい」と背中を押してもらったおかげで色々な悩みを吹っ切ることができ、とりあえず後先考えずに思い切って海外留学をしてみようと決心しました。

第二外国語で学んでいたドイツ語が大好きだったことと、ドイツがヨーロッパのほぼ中心に位置しているため、ヨーロッパ中を旅するには持ってこいの場所だと思い、留学先はドイツにしました。

こうしてドイツへ留学をすることになりました。


〇24歳~25歳(ドイツ留学時代)


大学5年生の夏に私はドイツへ旅立ち、24歳の誕生日をミュンヘンで迎えました。
街はビールで有名なオクトーバーフェストで盛り上がっており、私はビールを片手に(オクトーバーフェストでは基本的に1リットルのビールが飲めます)、これから始まる1年間の留学生活に対して一抹の不安を抱きつつも、心の底では「一体、この1年間でどんなことが自分に起こるのだろう?」とワクワクしていました。

このドイツ留学中に老若男女・国籍問わずたくさんの人々と出会い、ヨーロッパを中心に17ヶ国を旅して、酸いも甘いも、苦いも辛いも、本当に色々な思い出を作ることができました。

留学するにあたり私は、「外国で生きる」ということを真正面から自分の身体で味わうことを大事にしていました。外国というものを、自分の目で見て、自分の口で味わい、自分の耳で聞き、自分の鼻で嗅ぎ、自分の手で触れるようにすることを意識して日々を過ごしていました。
この1年間の思い出を語り尽くそうとすると、いささか文量が増えすぎてしまうので、また別の機会に書きたいと思います。

とにもかくにも留学中は本当に色々なことがありましたが、無事にドイツから日本に帰国し、私は25歳となり、いよいよ大学卒業後の進路に向き合う時期がやってきました。

そして、とあるキッカケでライフネット生命の定期育成採用のことを知り、かくかくしかじかでライフネット生命に入社をしたのですが、それについては、入社時に書いた社員ブログ(※ライフネット生命のオウンドメディア「ライフネットジャーナル」に遷移します)をご参考になさっていただければと思います。

ドイツのハンブルクにあるエルベ川です。夕日がとても綺麗でした。


〇26歳~29歳(ライフネット生命)


2020年、社会人1年目。
新型コロナウイルス感染症の影響で外出の制限を要請される中、東京での社会人生活がスタートしました。
当時は私だけではなく、日本中、あるいは世界中の人々が鬱屈とした時間を過ごされていたのではないかと思います。

出社人数の制限がある中、時々麹町のオフィスに出社して仕事をしてみると、すれ違いざまの同僚との挨拶、社員同士の雑談、近くの人がキーボードを叩く音など、普段在宅勤務では感じられない「オフィスで人と働くこと」を味わうことができ、入社直後からほとんど在宅勤務しか経験のない私にはすごく新鮮だったことを覚えています。

早く、気兼ねなく外出のできる世の中になればいいなぁ、と切に願って日々を過ごしていました。

とはいえ、2021年以降徐々にではありましたが、コロナ禍の制限が緩和される中で少しずつ外出ができるような世の中になってきました。それに伴いオフィス勤務や外食をする機会が増え、社内外問わず人との出会いも増え、何かに制限されず自由に行動し、人と直接触れ合うことってこんなに大事なんだなぁ、と改めて実感する日々が増えていきました。

仕事面に関しては、自分が開発に携わった商品が発売されるなど、1人では実現できないことでも、人と協力して実現できるということを経験し、人と仕事をする醍醐味を知ることができました。

暇なときにふらっと東京タワーに行けるのは、東京に住んでいる特権ですね

さて、20代を振り返ってきましたが、書き切れなかったことも含め、楽しいこと・悲しいこと・悔しかったことなど色々なことを思い出す機会になりました。

ある作家が「思い出は人生の燃料」と言っているとおり、私自身今まで蓄えてきた思い出の数々を燃料にして、日々を生きているように思います。

2024年は20代最後の年となりますが、30代の人生の燃料を蓄えるためにも、たくさんの思い出を作っていこうと思います。

パートナービジネス事業部
山本

▼マガジン「ライフネット生命社員ブログ」で社員の日常や仕事の様子を発信しています