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人生の決め手に「直観」を信じる私がここぞという時にハズした話[ライフネット生命社員ブログ]

このnoteをご覧になっている方の中にも、人生の岐路に立った経験をお持ちの方がいらっしゃるでしょう。そんなとき、皆さんは何をもって行く道を決定しますか?データや経験、友人・家族からのアドバイス……そしてこのブログを書いた重原のように、直観を重視する方もいるかもしれませんね。


こんにちは。ダイレクト企画部の重原です。
私はここぞという局面で表出される直観を大事にしています。

過去を振り返ってみますと、例えばどこの高校・大学に進学するのかも、私は直観で決めました。
中学生からソフトテニスにのめり込んでいたので、高校選びの基準は明確に「どこに行けば、よりテニスが強くなれるか」でした。

ある日、別の中学のソフトテニス部仲間に「今度、○○高校の練習に参加するけど、一緒に来る?」と誘われて、私も行くことになりました。

練習日当日。今でもあの時の記憶を鮮明に覚えています。
テニスコートに入った瞬間の高揚感、場の空気、そして「あ、私の居場所はここだ」というまるで天命を受けたかのような感覚。
以降、私は他の高校に目もくれず、この高校に進学するために受験勉強に励み、見事合格となりました。

大学選びでも似たようなシーンがありました。高校1年生の時に、授業の一環で「大学バス見学ツアー」なるものに参加しました。
バスに乗り、高校から割と近い距離にある大学を2つほど訪問するといった内容でした。

このバス見学ツアーで、後に私が進学する大学に初めて訪れるわけですが、大学に足を踏み入れた瞬間に「あ、ここに行こう」と思った感覚を今でも覚えています(見学ツアーの内容は何一つ覚えていませんが)。

社会人になってからも、何か重要な決断をする時には、直観の赴くままに意思決定しています。直近だと、一軒家を建てるための土地選びは直観で決めました。住み始めてまだ2年ほどしか経っていませんが、今のところはこの土地で大正解だったと思っています。

そのような私ですが、人生で唯一、ここぞという局面で直観を外したことがあります(覚えていないだけで、本当はもっとあるかも)。それが、大学院受験時のゼミ選びです。

私は大学を卒業してすぐにライフネット生命に入社しているのですが、元々は就職活動を行わず、大学院に進学する予定で受験勉強をしていました。
なぜ大学院に進学したかったかというと、経営学者になりたかったから。大学2年生の頃に出会った某経営学者に憧れて、「私も○○先生のような学者になりたい」と思ったのが始まりです。
形から入るタイプの私は「○○先生と同じ大学院に進学しよう」と思い、某大学院を受験することになりました。

ところが、「大学院に行って、このような研究をしたい」という明確な理由があって大学院に進学を希望したわけではなかったので、「どこのゼミに入りたいか?」が最初にして最大の悩みでした。私が憧れた〇〇先生がまだゼミを持っていたら話が早かったのですが、その先生のゼミでは新規の大学院生を受け入れていませんでした。

サイトを見ながらゼミ選びで悩んでいたところ、とある先生が目に止まりました。しかも、どことなく私が憧れている○○先生に雰囲気が似ている気がする。研究分野も割と興味がある。直観的に「この人だ」と思いました。

そして受験日当日。筆記試験は難なく合格。ところが、面接で不合格となってしまい、あっけなく大学院進学を諦める運びとなりました。
面接では、「なぜ経営学者になりたいのか」「大学院でどのような研究をしたいのか」と深く質問されました。当然ですが、私が直観で希望したゼミの先生も目の前にいます。すべての質問に滔々と回答して、それなりの手応えはありましたが、残念な結果となりました。

当時は「私の勉強不足。準備不足。自分が悪い」と大いに反省したのですが、あれから数年が経過し、驚くべき事実を知ることになります。
私が憧れていた○○先生と私が希望したゼミの先生は、雰囲気が似ていると感じたのはどうやら勘違いのようでした。お二人は、経営について真逆の考えをお持ちだったそうです。希望したゼミの先生からすると、正反対の考えを持つ人物に憧れている学生が、自分のゼミを希望しているという状況です。

「私も直観を外すことがある」というのは大きな学びでした。

大学院進学を諦めたからこそ、今こうしてライフネット生命でワクワクする毎日を送っているので、中長期視点でポジティブな見方をすれば、あの時のゼミ選びの直観は間違っていなかったとも捉えることができるかもしれません。これからも、重要な場面では直観を大事にしていきます。

長文となりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

ダイレクト企画部
重原

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