生命保険の検討は健康なうちにした方が良いって本当?
日々の生活に追われていると、ついつい面倒なことを後回しにしてしまうことがありますよね。たとえば生命保険の検討などもその一つ。
自身や家族が病気やケガをした場合に備えて、いつかは生命保険を検討しなくてはと思っている人も少なくないでしょう。
しかし、仕事などで忙しく時間もあまりなく、いざ考え始めても種類が多く及び腰になっていき「また今度にしよう……」となってしまうこともありますよね。
そんな人に知ってもらいたい、生命保険の検討を早めにしておきたい理由について解説していきます。
健康なうちに保険検討をしたほうが良い理由って?
生命保険を考えている人の中には、「病気やケガをして、必要になってから入れば良いのでは?」と思って保険検討を保留している人もいるかもしれません。
確かに、保険料の支払いが発生することを考えると、必要になったタイミングで契約をして出費を抑えたくなる気持ちもわかります。
一見合理的な考え方にも見えますが、そうはいかないのが実状です。保険への申込前に病気やケガを経験していると、入りたいと思った保険に入れなかったり、欲しい保障が得られなかったりするかもしれません。
生命保険への申込時には、直近の健康状態などについて申告をする「告知」というものがあります。
告知では、病院を受診したかどうか、その時の病名やケガの状態、また入院や手術、妊娠や出産の経験があるかどうかなどを聞かれます。
その内容によっては生命保険の契約が難しくなる、契約できたとしても保険料が高くなったり、希望していた保障が対象外になったりすることもあるのです(傷病歴がある場合でも、その内容や契約される保険の種類によっては特別条件とともに契約できることもあります)。
そのため、健康なうちに生命保険を契約したほうが、希望する保険を契約できる、保険料も割り増しにならずに済むなど、満足度が上がる可能性が高いです。
「じゃあ、告知で病歴などを黙っていよう」という考えが頭をよぎるかもしれませんが、それはとてもリスクが高い行為です。
それで契約ができたとしても、いざ給付金や保険金の請求をしたときに支払いがされず、契約が解除されてしまう可能性もあるからです。
結果として不利益となる可能性もありますので、自分や家族のためにも、ありのまま正確に漏れなく告知する必要があるということを覚えておいてください。
年齢が若いうちであれば月々の保険料を抑えられることも
早いうちの生命保険加入で、毎月の出費を抑えられるかもしれません。生命保険は一般的に、契約時の年齢が高くなるのに合わせて保険料も上がっていくものです。
たとえばライフネット生命の定期死亡保険「かぞくへの保険」で保険金額500万円、保険期間・保険料払込期間10年で契約をした場合の月額保険料を見てみると、以下のようになります。
月額だけではそこまで大きな差には感じないかもしれませんが、1年での支払額は30歳男性が7,908円、31歳男性が8,184円。これが10年続くとなると、意外と出費がかさむなぁと感じますよね。
生命保険の検討は契約年齢が変わる前、タイミングとしては誕生月の前々月には申込が完了しているのが理想です。誕生日が近づいてきているという方は、できるだけ早めに検討を済ませておきたいですね。
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構成・文/年永 亜美(ライフネット生命公式note編集部)