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2025年を迎えて-上級執行役員・近藤良祐(ライフネット生命)

ライフネット生命にとって、2024年は転換期ともいえる、多くの出来事があった年でした。
そして2025年、足を止めることなく新たな挑戦を行っていきます。
その決意を胸に動き出している社員たちを代表して、役員たちがそれぞれの言葉で今の思いをお伝えします。

大局観と凧と挑戦と


寒中お見舞い申し上げます。パートナービジネスの担当役員の近藤です。
皆さまのご支援もあり、私たちは開業以来早17年にわたって、ライフネットの生命保険マニフェストとして掲げている「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」の実現に向けた挑戦を続けられています。

さて、例年より休暇が長く、穏やかな気候に恵まれたこの年末年始は、年末からスポンサー契約を結んだ國學院大學陸上部の箱根駅伝での総合優勝への挑戦を応援しました。
学校史上最高タイの総合3位の結果は本当に素晴らしいものでした。初日の往路で出遅れてしまったものの、復路で大きく挽回した姿は、チームとしての日々の努力の積み重ねと底力を感じさせてくれました。
その雄姿を見習って、私個人も、会社も、底力を蓄え、発揮できるようになっていきたいと強く感じました。そして、何より会社のメンバーで一緒に、初めて沿道で応援できたことも、とてもよいイベントになりました!

当社は昨年5月に新たな中期計画を発表し、当社が成長する上で注力する「重点領域」を3つ定めました。私たちの部門では主にそのひとつである「Embedded(エンベディッド)」をパートナー企業と一緒に推進しています。
「Embbeded」とは「組み込まれる」という意味で、近年、決済や銀行などの金融サービスが他の日常的な非金融の企業やサービスに組み込まれるエンベディッドファイナンスが潮流のひとつになっています。生命保険も例外ではなく、エンベディッドインシュアランスの好事例を作るべく、当社も取組みを強化しています。

先日も、証券会社からのリクエストで国内外の機関投資家に当社の「Embedded」の取組みとこれからの方向性を紹介する機会をいただき、KDDI株式会社とのau経済圏における「auの生命ほけん」の取組みや、三井住友カード株式会社との「Vポイントが貯まる生命保険」、そして、auじぶん銀行株式会社との住宅ローンにおける団体信用生命保険などを説明しました。
Embeddedの流れが来ている今、今後を考えていくうえで大事なことは「大局観」です。当社の方針だけではなく、外部環境や同業他社の状況などを今だけではなく長期的に幅広く見渡して、どこにどのくらい経営資源を配分するべきなのか、これを考えることが会社を率いるリーダーの役割です。

こう言い切るのには、理由があります。私が経営企画部長だった頃、会長として在籍していた創業者の出口さんから、会社の戦略を司るなら大局観を持って考えて行動しなさいと、何度も何度もアドバイス(という名の叱責?!)をもらったことがありました。
当時の私は、どちらかというとマイクロマネジメントをしてしまうタイプで、大局観とはほど遠い考え方をしていたのでしょう。それに対する出口さんなりの激励だったに違いありません。その後、部門長や役員を歴任するにあたって、私なりに「大局観」を大事にしています。

さて、では「Embedded」の大局観とは何なのか。
当社は上述のとおり、ホワイトレーベルでの商品展開など、パートナー企業のブランド力や顧客基盤、その経済圏における保険商品の販売を広げています。これもひとつのエンベディッドインシュアランスのカタチであると自負しています。しかし、大局的にみると、必ずしも完成形でないことは明白です。保険商品だけではなく、保険サービス全般を、より深く組み込むことはできないか。そして、さらに広げることはできないか。やり方はいろいろありそうです。
また、大きく構えるだけでは物事が前に進みません。全体像を把握した上で、具体的な施策を着実に実行していくように、着眼大局着手小局でバランスよく積み重ねていくことに取り組んでいきます。

もうひとつ、出口さんから影響を受けた言葉があります。
「風が吹かないと凧を揚げることはできない。ただし、風が吹いたときに凧を揚げることができるのは、凧を準備した者だけである」
私はこれを凧揚げの言葉と呼んで、日頃から意識しています。エンベディッドインシュアランスの風は必ず吹く、あるいはすでに吹いています。その風を全面に受けて、気持ちよく凧揚げできるように準備していきます。

冒頭にお話しした國學院大学陸上競技部とのスポンサー契約は、箱根駅伝で伝統校や常勝校に立ち向かって新たな伝統を作ろうとする國學院大學と、長い歴史を持つ生命保険業界で新たなあり方を提案しようとする当社のお互いの挑戦する姿勢への共感から始まったものでした。
同様に、昨年より当社がサポートしている女子プロゴルファーの藤田さいき選手もさまざまな挑戦をされています。

國學院大學、藤田さいき選手、そしてライフネット生命。私たちは皆、それぞれのフィールドで挑戦を続けています。挑戦すること自体は、時に困難に直面することもあり、続けるのが難しいこともあります。しかし、諦めずに続けていけば、必ず風が吹くと信じています。私たちライフネット生命は、これからも挑戦を続けることで、生命保険マニフェストを実現します。
2025年も期待して応援していただけるよう、元気に明るく楽しく働いていきます。

上級執行役員
近藤

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